失われることのない母の愛

 老いた母の記憶からこぼれ落ちる自分というのは、愛されていたという実感まで失われていくようで喪失感に叫びたくなります。

 それをわかって編み込みを許可してくれた佐々木さんの「ご家族さんにも必要なことですよ」というセリフが胸にしみます。

「ほどきたくないよ」
という最後の言葉も、お母さんへの思いが詰まっていてほろっとさせられました。

母娘の愛情に溢れた、素敵なお話でした(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠)