愉快爽快、破天荒オールドデイズ。無闇な熱気に満ちていたあの頃

遥かなる古き子供時代。
自転車の改造にいそしむ、小学生たちの熱い日々を綴ったエッセイです。

各方面で披露される奇想天外なアイデアの連打、暴走のもたらす結果の数々、どれもこれもむやみにアツい。
しょせんは小学生の頭脳、と言ってしまえばそれまでなのですが、どのアイデアも子供なりに脳の汗をかきながら絞り出したのだと、痛いほどに伝わってきます。
そして大人たちとの攻防。大人が押し付けてくる理不尽なルール(なんで当時は学校でシャーペン使用不可だったんでしょうね……)に反抗し、抜け穴や対抗策を探す小学生たちの活力はとても眩しい。
思えばあの時代、子供の世界はネットもない狭いものでしたけれど、無闇なエネルギーに満ちていた気がします。

破天荒さがとにかく楽しかったです。
ありがとうございました!