概要
それは一見希望にも見える。しかし、嵌れば抜け出せない――「死ぬ」まで。
2009年に二次創作小説を書き始めた、同人作家S。
主に同人誌媒体で、多数の腐向け(BL)作品を書いていた。
しかしSは、2020年のある時点で筆を折り、二度と戻ってくることはなかった。
Sはなぜ、創作者として「死んだ」のか――
筆者は記憶を呼び起こし、Sの崩壊の過程をたどる。
主に同人誌媒体で、多数の腐向け(BL)作品を書いていた。
しかしSは、2020年のある時点で筆を折り、二度と戻ってくることはなかった。
Sはなぜ、創作者として「死んだ」のか――
筆者は記憶を呼び起こし、Sの崩壊の過程をたどる。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!あなたはその作品を何のために書いていますか?
全ての創作へ携わる人たちへ疑問符を投げ掛けるとある二次創作作家の軌跡と苦悩。
長く創作活動を続けて来た事のある人なら恐らく誰もが陥った事のあるであろうスランプや悩み。そんな苦悩の末に遂に活動を辞めてしまったS。そして、作家としての異世界転生。読んでいくうちに共感を抱く人も少なからず居るんじゃないかと思います。
理想と現実がある中、物語を紡ぐ上で自分自身が何を求め、何をゴールにして活動と向き合っていくのか? これは永遠のテーマですが、Sという同人作家様、今作家として活動をされている著者の考えを通じ、何か創作活動と向き合っていくためのヒントを得られるかもしれない。私は読んでいてそう感じ…続きを読む