舞台を観ているようで、表現は映像的。

場面場面が、一幕、二幕……と、暗転しながらの舞台のよう。
しかし、色彩の表現は映像に起こしたくなるよう。想像力をかきたてられる。
私は、小説を読むときに映画的か、舞台向けか、漫画的かを考える傾向にある。
映像的なのに映像にし難い無色透明がでてくるあたりで、演者と演出でうまく舞台で魅せられるなと、想像しながら一回目を読ませていただきました。
二回目は、どういう絵面になるのか、想像力フル回転する楽しみを満喫しました。
うまく言えませんが、読み返すほどにくせになる作品だと感じています。

その他のおすすめレビュー

香坂 壱霧さんの他のおすすめレビュー3,770