あとがきにかえて
『セカイが壊れるオトがする -Medium of Darkness』を一部でもお読みいただいた読者様方有難う御座います。
うお座の運命に忠実な男です。
前書き部分で語られている作品『モモ』『ゲド戦記』『ドラゴンランス』シリーズについて説明が必要だと思いましたのであとがきにかえて語らせていただきます。
ヒロインのクレリアは人の話を聞く才能を持っていますが、彼女の性格は『モモ』に影響を受けています。
ドイツ人作家ミヒャエル・エンデ作『モモ』は、人の話を聴く才能を持っている女の子モモが灰色の男たちから奪われた時間を取り戻すというストーリーです。
クレリアの人の話を聴く才能を持っている女の子という設定は『モモ』からきています。
アーシェラ・K・ル=グウィン『ゲド戦記』は主に2巻こわれた腕輪から深い影響を受けています。
『ゲド戦記2巻こわれた腕輪』にはアルハという少女が登場しますが、彼女は闇の神殿で巫女をしています。
この作品のサブタイトルMedium of Darknessは『暗闇の巫女』という意味です。つまりゲド戦記2巻から影響を受けているのです。
アルハは作品中でゲドと出会い、光の世界で生きるか、闇の世界で生きていくか葛藤します。
クレリアも自分が人間ではなく
クレリアもアルハと同じ暗闇の巫女なのです。アストリアと出会ったとき光の世界で生きていくために嘘をつくことを決意したのです。
マーガレット・ワイス、トレイシー・ヒックマン『ドラゴンランス』は癒しの魔法が消失したという部分がドラゴンランス1巻の内容から影響を受けています。
『ドラゴンランス』では1巻で癒しの魔法が消失していなかったことが明らかになるのですが、この部分にインスピレーションを受けて癒しの魔法を復活させる冒険を描くことになりました。
セカイが壊れるオトがする -Medium of Darkness- うお座の運命に忠実な男 @Uoza_Unmei
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