この物語。いいからまず読め。慄け。感じろ。その音を聞け。

私は推薦する資格なんてないかもしれない。

だって現代音楽なんて知らない。

それどころかどんな楽器も弾けやしない。

音楽家の世界?知らないよ。

私、音楽で5段階評価の2だったんだぜ。

でも言いたい。

この物語を知らないなんて人生損をしているぞ。

コレは私の知的好奇心を煽り、想像力と妄想力を引っ掻き回して興奮させてくれた、最高に刺激的な物語だ。

芸能山城組の『交響組曲 AKIRA』を初めて聴いたときの衝撃にも似ている。

この物語。いいからまず読め。慄け。感じろ。その音を聞け。

あなたの中に聞こえる何か。

あなただけに聞こえる何か。

それを思う存分味わうがいい。






最後に不満を述べさせていただく。

コレで完結って酷いじゃないか!

プロレスラーが投げっぱなしジャーマンで相手をKOしておきながら、フォールもしないでそのままさっさとリングを降りて控室に帰った試合を見せられたような気分だ。

なぜフォールしない!マイクパフォーマンスはどうした!

野蛮なプロレスファンなら暴動を起こすぞ!

いや、これはプロレスではなかった。

音楽の世界ならどうするべきだろう。

立ち上がって拍手喝采か。

いや。

「アンコール!アンコール!」

無礼承知で続編希望!

それが無理なら蛇足と言われようがその後二人はどうなったのかエピローグでもよいので教えてください!

気になって気になって仕方がありません。

お願いします!m(_ _)m