ホラーであり、文学であり、最後はやっぱりゾッとさせられる

短編はネタバレせずにレビューするのが難しいのですが、思春期の入り口にいる小学6年生の心理があざやかに描き出されています。
生きるとは? 命とは? 幸せとは? と考えさせられました。
何不自由なく生きていても、人は死を望むことがある。
だけどその一方で、毎日生きることを望んで、今日一日をなんとか生き抜く人がいる。
その対比が見事でした。
残酷な描写は一切出てこないので、ホラーが苦手な人でも読めるはずです。
ゾッとする結末を楽しみに、読んでみて下さい!

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