正に埋もれた名作。登山をダンジョンに彫り落とした作品。硬派なストーリーなため人によってはとっつき辛いが、死に近い世界を読みたい人には是非読んでほしい。
まずい携行食はカロリーの塊。クソ重いギアは命綱。鍛え上げられ無駄のない、しなやかな肉体が魅せるのは、重力が無効化されたような幻想的所業。誰もがあんな風に、と憧れるだろうか。おそらく一部の人間は…続きを読む
瘴気漂う迷宮に果敢に挑む、主人公クラウディオさんと相棒の少年ハジさんを描いた物語です。アイテム描写、技術描写が巧みで、物語を読み進めていると、登場人物を通して読み手も迷宮へ潜っていくような感覚が…続きを読む
迷宮。昨今は馴染み深くなった言葉も、この作品の中では一味違います。ここで言う迷宮は、即死をもたらすトラップ、じわじわと死へと誘う瘴気、過酷な環境をこれでもかというばかりに備えた場所なのです。物…続きを読む
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