あとがき(読みたい人だけご覧ください〜✧)

 皆様お久しぶりです。ミドエンシリーズと九条くんがスピンオフになって帰ってきました♡


 本編のミドエンシリーズは表の主人公の女刑事と裏の主人公の殺し屋のW主人公ものです。

W主人公の二人がなんやかんや色々とあるロミオとジュリエットなラブミステリーなので(説明すると長くなる)本編でもスピンオフでも事件パートと恋愛パートは“二人組”がポイントになっています。


 ミドエンシリーズ最終作【episode5.雪華せっか】を書き終えた時点でもうミステリーは書かないつもりでいました。


けれど九条くん主役のスピンオフを書いてみたい気持ちはずっとあって、ネタをやり尽くした感のあるミステリーでまだ何をやっていないかな〜とネタ帳をめくっていた私の目に飛び込んできたバラ○ラ殺人の文字。


ミドエンシリーズ本編【episode2.蛍狩ほたるがり】では死体の一部切断だったので、バ○バラ殺人はやってないよね?やっちゃおうか!と軽率に決めて、こんな話に仕上がりました。


 ミドエンシリーズにはイメージソングがいくつかあって、執筆中はイメージソングに決めた音楽をリピートで流したりしています。

話がけっこう鬱展開なのでねぇ。音楽でもないと執筆やってられないのよ……。


ミドエンシリーズのイメソンはこちら🎶


【Moon】/家入レオ

→たとえばミドエンシリーズがドラマなら主題歌にして、W主人公の女刑事と殺し屋の日常を対比させた映像と共にエンディングで流したい(設定細かいww


【恋と愛】/三代目J Soul Brothers

→ドラマならラブシーンの挿入歌にしたいやつ。


【マスカラ】/SixTONES

→本編の挿入歌パート2。九条くんのスピンオフはこれが主題歌。

歌詞がW主人公組と九条くんに合う。


 シリーズ本編の執筆期間は【Moon】と【恋と愛】を、本作の執筆期間は【マスカラ】を聴きまくっていました。


アーティストさんのファンというよりは、歌詞やメロディの世界観がミドエンシリーズと合う楽曲をイメソンに選んでいます。


ただし、SixTONESに関してはめちゃくちゃファンです⁽⁠⁽⁠ଘ⁠(⁠ ⁠ˊ⁠ᵕ⁠ˋ⁠ ⁠)⁠ଓ⁠⁾⁠⁾

推しは京本大我🩷🩷

……そういえば九条くんもタイガくんだったねぇ。笑


 【Moon】は家入レオ公式YouTube、三代目J Soul Brothersの【恋と愛】はエイベックス公式YouTube、【マスカラ】はSixTONESの公式YouTubeで、それぞれ無料で聴けます。

ミドエンシリーズのイメソンが気になった方はぜひぜひ検索して聴いてみてください♡


 作中に登場する血染めの赤とんぼの折り紙と20年前の連続殺人鬼の通称『ドラゴンフライ』はミドエンシリーズの少し前の世代の物語である【早河シリーズ】の没ネタです。

怪盗ドラゴンフライという幻のキャラが早河シリーズに出るはずでした。


 早河シリーズ本編の【第五幕 揚羽蝶】と【第六幕 砂時計】の間の時間軸の幻の5.5幕【赤蜻蛉あかとんぼ】という物語に登場するキャラがドラゴンフライです。

私にもう少し文章力と構成力があれば、早河vs怪盗ドラゴンフライの対決が世に出せていたはずなんだ……。


 ざっと【5.5幕 赤蜻蛉】のあらすじを説明すると、怪盗ドラゴンフライからの犯行予告が早河の元に届いて、早河は赤蜻蛉の街で有名な兵庫県龍野市のお金持ちのお屋敷(赤蜻蛉の館)を訪れます。

でもそこで殺人事件が起きるんですよ!そうそう、お馴染みの犯罪組織カオスがばっちり関与してるんですよ!!


 早河と怪盗ドラゴンフライの対決と殺人事件と、てんこ盛りな話になる予定だった幻の作品【赤蜻蛉】。スケールでかすぎて手に負えなくて泣く泣く断念。


早河シリーズは綺麗に完結していますし、今さら本編の話数を増やすつもりはないので数年越しに使えなかった早河シリーズの没ネタをここで供養できてよかった。


 そんな早河シリーズは今年(2023年)で生誕10周年なんです✨

ええ、実はそうなんですよ。まだWeb小説サイトで活動していなかった10年前(2013年)は、友達にメールで小説を送りつけておりました。それが早河シリーズでした。


この機会に未読の方は早河シリーズとも出会っていただけたら嬉しいですし、読破された方も10周年記念に?また暇つぶしにでも早河シリーズ(と、ついでにミドエンシリーズも……)を読み返していただけるとさらに嬉しさ倍増ですっ!


 早河シリーズの作品をまとめたコレクションページはこちら✧

https://kakuyomu.jp/users/mozukuchan/collections/16816452219398535293


 ミドエンシリーズの作品をまとめたコレクションページはこちら✧

https://kakuyomu.jp/users/mozukuchan/collections/16816452219398674253


 【Blue Hour】を執筆している最中に偶然にもギャラリーストーカーに関する本が中央公論新社より出版されました。

【ギャラリーストーカー 美術業界を蝕む女性差別と性被害】/猪谷 千香著


 現実は小説よりも残酷で痛ましいものです。どこの世界にも厄介な人はいますよね。

芸術分野に限らず、自分が誰かにとっての厄介な人になっていないか、誰もが気をつけないといけませんね。


 本作ではグロい事件パートもありつつ、九条くんの忘れられない恋に焦点が当てられました。

彼の忘れられない恋のお相手の名前は最後まで作中に出していませんが、『6.待宵、闇に重なる影』のこのタイトルにある女性の名前が隠れております。


九条くんの忘れられない女の名前はミドエンシリーズ本編読了の方には相手は周知でしょうし、本編未読の方は九条くんは誰とどうなるんだ?と本編を読む際のお楽しみにしてください♡


 キャッチコピーの『あといくつ夜を越えたら君を忘れられるだろう?』のもね。『君』に誰と誰がかかっているのか、なんだか現代文のテスト問題みたいですね。

このダブルミーニング式、我ながら上手く考えたものだと自画自賛。ふふん〜✧


 ミドエンシリーズのコンセプトは刑事×犯罪者の禁断ラブミステリー。スピンオフは本編の男女逆転verです。


綾菜に忘れられない女を重ねてしまっていても、ほだされていそうで絆されない。

九条くんは刑事の勘はちゃんと働く男です。スピンオフのテーマは九条くんの刑事としての成長と未来への新しい一歩となっています。


 【Blue Hour】はMidnight Eden真夜中の楽園の意味を持つミドエンシリーズの夜明けの役割を担う作品です。

ミドエンシリーズ本編のイメージカラーはW主人公を表す赤と黒でした。対して本作のイメージカラーは濃い青色。


 元々、青色は九条くんのテーマカラーに設定していましたが、夜明け前の空が濃い青色に染まる時間帯であるブルーアワーがシリーズの終焉と新しい一歩を踏み出す物語にぴったりだと思って本作の表題は早い段階で決定していました。


シリーズ名が時間を表す『Midnight』なので、表題はそれに合わせて時間帯のブルーアワーを、ラストシーンのタイトルに現象のブルーモーメントを使用しました。


 これでミドエンシリーズは夜明けを迎えて本当の最終回となりました。シリーズ本編とこのスピンオフにお付き合いくださった読者の皆様に感謝です。

ありがとうございました⁠(⁠*⁠˘⁠︶⁠˘⁠*⁠)⁠.⁠。⁠*⁠♡

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〜Midnight Eden Sequel〜【Blue Hour】 結恵🌙(yue) @mozukuchan

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