涙の数だけ強くなれる

全体の構成が素晴らしい、殺し屋を題材にした短編小説。

これはこうだろうなというわかりやすい伏線と、意表を突くミスリードが相まって、非常に満足度の高い作品になっています。

「殺し屋」と「宝石」だけでもストーリーが成立しそうなものの、もう一つ「シュトーレン」がついているところがすごく好きでした。作者さんの心意気を感じます。重くなりそうな設定にもかかわらず全体的に軽快に進んでいくところも良かったです。

万人におすすめです。

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