気楽に読める導入書

 この作品はカクヨムコン短編部門に応募されているもので15ページと割と気軽に楽しめる短編となっています。

 書庫を拝見すると「どうせみんな死ぬ。」シリーズで埋め尽くされており、筆者様の渾身のシリーズであることが伺えます。

 小さな女の子がサンタさんを待つというほのぼのしたお話かと思いきや、何やら不穏な伏線が貼られており、ラストでは切ない姉妹の真実が明らかになります。

 謎は本編へとリンクしており、壮大な物語の入り口を覗き込んだような読後感。
短編として独立して読めますが、本編を読むと一層の理解が深まるんだろうなと思いました(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠)

「どうせみんな死ぬ。」というインパクト絶大なタイトルが気になった方、まずは導入としてこの短編を手にとって見てはいかがでしょう?(⁠✿⁠^⁠‿⁠^⁠)