宇宙を渡るために、まずは商売を軌道に載せましょう

 ダンジョン、スキル、異種族……ファンタジーが侵食し、根付いた地球。
 ピザ屋のバイトの青年は、突然自分に目覚めた能力も、そんな「当たり前のファンタジー」の一端だと思っていました。
 しかし、彼の脳に巣食った異能の正体は「SF」だったのです。

 主人公組は「庶民派の一般人」「動物型の宇宙人」「全身義体のお姫様」という、どこか懐かしいロードムービー系SFコミックを思わせるメンバー。
 彼らは気安く楽しい日常を送っていますが、宇宙人組は身一つで辺境惑星に飛ばされるような闇を抱えています。
 技術も知識も及ばずとも、転がり込んできた宇宙迷子達のために頑張ろうとする主人公が癒し。
 続きが楽しみなお話です。

その他のおすすめレビュー

ポンデ林 順三郎さんの他のおすすめレビュー193