北国、姫の名を“六花”。
姫に忠誠を誓い、執事も兼任する騎士の名を“氷”。
ふたりはお互いに好きな人がいるが、王はふたりを結婚させたいと思っているようです。
氷にとって姫は確かに家族のような存在で、大切なひと、だが、結婚となると話が別。氷には好きな人がいた。
そして姫にも同様、好きな人がいる。
別にふたりは仲が悪いわけでもなければ、嫌いなわけでもない。あまりに近くにいすぎたために、もはやそれが当たり前になっていた。
そんな中、匂わせられた結婚というワードで、話は展開していく。
登場人物たちの名前がとても綺麗で、読み方も独特なのが、この世界観に合っていて素敵です。
短編なので完結していると思いますが、番外編などがあったら読んでみたい、そんな作品でした。
姫と騎士系のお話が好きな方、ぜひオススメです!