人はみな愛しく哀しいもの。(*_*;

兄も弟も命の花を精いっぱい咲かせているが、どうにもならない現実があって。
登場人物たちの健気さが愛しくて切なくて、一話ごとに胸がゆすぶられました。

世界は葛藤に満ちているが、人間っていいものだと思わせてくれる豊潤な小説。
混沌の極みだった今年の歳末、すばらしい作品にめぐり会うことができました。

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