葛藤の描き方が秀逸

男としての生き方と、女としての自覚の狭間で揺れ動く心情描写に感動しました。
その生き方を選んだ背景にも、十分すぎる材料が序盤ですでに登場しており、主人公がそれをいやいや選んだわけでなく、自分の意思で選んだことが読めば読むほどに伝わってきました。
だからこそ、成長するにつれて如実に表れてくる差に、もがき苦しみながらも進んでいこうとする主人公にとても胸をうたれます。
相方的ポジの騎士が、なまじ人として、男としての魅力が溢れていることで逆にそれが主人公を苦しめてしまうというこのもどかしさはそうそう読むことができないと感じます!

まだ序盤ですが、主人公への応援も込めてのレビューとなります!

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