奇才ルシエドが描くあいとゆうきのおとぎばなし

流行りの追放系をルシエドさんが書いたときこうなるのかと唸らされました。

「人は、自分のせいにする気持ちと、他人のせいにする気持ち、そのバランスが崩れた時に、社会の中で生きていけないという性質を生まれ持っている。」から始まる一連の地の文は、多くの追放系の主人公が持ってしまうざまぁや復讐という在り方とはまた別の在り方を示す素晴らしいアンサーの一つだと感じました。

勇者と世界の真実、人類の罪、まだまだ明かされていない秘密それこそなぜ主人公は、追放されたのかも含めてこれからが楽しみな作品です。

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