人間臭い神様。でもやっぱり神様。

恋人に振られてしまう女神様。
実は彼女の恋人は、出世欲にまみれたとんでもない男神だった。
けれど、彼を忘れられず尾行したり、彼の正体を知って復讐に燃える女神様の様子が、実に人間臭くて愉快です。
彼女の相棒となるヤンチャで切れ者な男神も、同じく。

たから、読んでいるうちに
「あれ? これって下界で起きてる事だっけ?」
なんて錯覚するけれど、作中で出てくる八本脚の馬とか、動物を使役するとか、そういったちょっとした描写が、
「そうそう、この人達、神様だったわ(笑)」と思い出させてくれる、その過程が楽しいです。


是非ご一読下さい。

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