幻想的で不思議な雰囲気をまとった物語。深く理解できなくとも、つい惹かれて読み進めてしまう。なぜかはわからないけど、涙が出そうになった。耳をそばだてれば、きっとその音が聴こえるはず。倖の、音色が。
勝手にKAC選手権、1ヶ月で短編10作チャレンジ挑戦中。 短編集『白い歌』 https://kakuyomu.jp/users/chocoblack/coll…
とても感動しました。優しい語り口は文豪の童話の文章のやう。されどもそこに在りしはわらしべだけのものならず、歳を重ねた人にこそ沁み入るものもありませう。何をここから読み取るか、読み手を誘ひます…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(258文字)
ソロは多くを望まなかった。地位も名誉もなにも望まず、演じ奏でていただけ。想いを旋律へ乗せ、表現していただけ。決して誉れ多いものではなかったが彼はそれで満足していた。そうして死を迎えた先に出逢…続きを読む
天才チェロリストとして各地をめぐり、若くして命を終えたソロは、不思議な楽団へ迎え入れられます。 そこは死後の世界なのか、あるいは違う領域なのか――、銀河を渡り歩く『ニジヰロ楽団』の一員になり、や…続きを読む
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