生と死の狭間に在るような物語

人生に疲れ果て死を望んで樹海へと足を踏み入れた男は、「道案内」を自称する少年に出会う。

年齢にそぐわない飄々とした少年の謎や、樹海の奥にあるという街の謎など、ミステリアスな雰囲気の中、物語は進む。

少年の正体は最後まで明かされることなくストーリーは閉じるが、最後の男の満面の笑みに幸せな少年の姿が示唆されているようで心にポッと明かりが灯るような読後感を味わえた。