この作品はサイバーパンク、バトル、アクション、魔法、ファンタジー、サスペンス、魔法…、などなど様々な要素を含みます。
　そして緻密な世界観設定と、詳細なキャラクター描写が光ります。
　是非ご一読を。

他の方も既に触れておりますが、キャラクターの造形がシャープで格好いい御作です。

帰還者、というキャッチを見て異世界転移ものを想像したけれど、どうしてどうして、現代ファンタジー。「異世界と繋がった現実」を舞台にお話が展開します。

登場人物たちは、いずれも“英雄”とその関連人物らしく、暴力に慣れていて隙がない。その荒っぽい感じもあまり見ることがなくて、新味よき。
会話のテンポも心地よくて、かけあいを見ていても楽しめます。

今後も追いかけたく思います。オススメです。

数話を読んだ感想ですが、
とにかく読みやすいです。

キャラクター造形、世界観の確立もさることながら、句読点や段落、文の構成力が魅せる力を上げている印象です。

遅読な分、じっくり世界観に嵌まらせて頂きます。

　語彙力が低下する程、興奮しています。
　先が気になりすぎる物語、過去が気になりすぎる世界、魅力的過ぎるキャラクター達。
　ダブル主人公のような形で進んでいく本作ですが、二人の異端な行動や経歴に目を引かれ更に背景を知れば知るほど好きになる。
　通常、暴力的な人物には嫌悪感を抱きやすいにも関わらず、主人公達の暴力には芯があり、譲れない信念がある。
　異世界と駅でつながり、薬物犯罪や差別。魔力などを用いた種族間の争いが起きる。そして異世界へ行っていた英雄がおり、異世界から流れてきたものの犠牲者がいる。舞台設定自体はおそらく読書好きな方なら、既存作で目にしたこともあるやも知れません。
　しかし本作は、非常に高い筆力によって見たこともない素晴らしい物語に触れたかのように興奮させてくださいます。
　十ページちょっと読んだ時、私は思わず一言紹介に書いた言葉とに通った独り言をはいてしまいました。
　硬めな文章で描写をされていますので、全く本を読んだ事がない。漢字や活字が苦手という方はもしかしたら最初、抵抗があるのかもしれませんが…できればそういった方にも読んで欲しい名作になると確信しています。
　これからも、頑張ってください。

シシガミユウキ…主要人物たちがそれぞれの事情で追いかける人物。一体何者なのか非常に気になります。
世界観も設定もかなり細かく練り込まれていますが、わかりやすく読み進められます。獣人と人間との関係性、魔法を受け入れる者と拒否する者…その歪みが今後のストーリー展開にどう関わっていくのか…。
雰囲気はアニメ『PSYCHOPATH』や『デュラララ』のような、ファンタジーでありつつサスペンス要素もあり読者… 続きを読む

ファンタジーですがサイバーパンクなテイストがとてもマッチしています。
ストーリーの進行も着実でこの先も読みたくなります。