回想録と対話形式の内容が混在する興味深い作品



 この作品を読むと、エッセイ的な感覚を基盤にしつつ、主人公が当時の記憶を回想しているような対話形式の内容が追加された独特の物語だと感じます。

 対話形式の内容が含まれることで、内面世界をより拡大して見ているような効果を感じることができましたし、来世的な視点を面白く解き明かそうとする部分も印象的だと思います。

 この作品を読むと、最後まで読み進めることになりますので、この話はより多くの読者に推薦する価値があります。



その他のおすすめレビュー

ThinkingExperimenterさんの他のおすすめレビュー392