甘えた声の死神は……

ふわっと行ってしまいたい、と感じていた「俺」が甘えた声で話す黒い死神との出会いにより、生きる方へと進み始める物語です。
おばあちゃんの残した「生きなさい」の言葉が出てきたあたりでなんとなく予想はできましたが、最後まで穏やかな気持ちで読むことができました。
「俺」がかつて助けた、その生を諦めさせなかった猫の恩返しのお話でした。
読み終えたあとも温かい気持ちが残される、そんな素敵な物語です。

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