本作を一言で言い表すなら「現実」です。
内容はフィクションではありますが、登場するオッサンはきっとこの世に実在します。
まず注意点として、タイトルから「おっ●んずラブ」的なBLを期待した方は、今すぐ引き返してピュアピュアな恋愛脳を川に捨ててから戻って来て下さい。
必要なのは適度な下ネタを許容する心と、現実を受け止める準備です。
そして本作を読み切った時、皆さんはこう思うことでしょう。
「溜まったら出すのが大事」だな、と。
下ネタのように聞こえるかもしれませんが、下ネタです。
でも実際、溜め過ぎは体に毒です。
適度な発散が健康にはいいとされています。
そしてそれは、抱えた悩みも同じです。
溜めすぎるとやがて自分を限界まで追い込み、破滅する原因になります。
そんな時は誰かに聞いてもらうんです。
毒をヌいてもらうんです。
その時、モヤモヤが晴れて冴え渡ったあなたの頭には、Hならぬ叡智が宿ることでしょう。
そう、それこそが賢者タイムです。
本作はそのことを教えてくれる作品です。
気になった方はぜひ読んでみて下さい。
私はとりあえず一発ヌいてきます。