転がれ！カクヨムコン奮闘記！

カクヨムコン参加拙作一覧

　2月7日まで読者選考期間中のカクヨムコン8ですが、私は短編39作で参加しています。

　このタイミングではありますが、こちらにて、その参加作品の一覧を挙げておきます。あらすじやジャンルや文字数を記載しているので、お好きなものからどうぞ。

　まずは、本年度の同題異話参加作品から。

「さよならを忘れて」

→https://kakuyomu.jp/works/16816927862651738734

・現代ドラマ　・4,817文字

・とある結婚式場で働くサブプランナーの「私」は、先輩プランナーの祝嶺さんが、新しい彼氏を探しているという噂を耳にして、戸惑う。しばらくして、祝嶺さん本人とお昼休みに食事をすることになり……。

・香鳴裕人さまの自主企画「同題異話　４月号 『さよならを忘れて』」への参加作品です。

「叫んで五月雨、金の雨。」

→https://kakuyomu.jp/works/16817139555168638772

・現代ドラマ　・ 6,346文字

・高校入学してから、話したことのない同級生男子の拓海に、いきなりプロレス部に勧誘された「俺」。プロレスに詳しくないのに頷いてしまったのは、拓海が彼自身の初恋の相手だから……。

・おくとりゅうさまが主催の『同題異話5月号「叫んで五月雨、金の雨。』への参加作品です。

「恋よりも恋に近しい」

→https://kakuyomu.jp/works/16817139555842080472

・現代ドラマ　・4,945文字

・結婚前の挨拶をした翌朝、夫も帰った後の実家で、「私」は、共に育った血の繋がらない綾兄とおしゃべりをする。

・香鳴さんの自主企画「同題異話　６月号 『恋よりも恋に近しい』」への参加作品です。

「逆光の樹影、ガラスのリノウ」

→https://kakuyomu.jp/works/16817139557294080475

・現代ドラマ　・7,536文字

・沖縄の風景を描きたいと、移住してきた画家の「僕」は、初めてのスランプに陥る。気分転換にと、訪れた工芸品の展覧会で、とある琉球ガラス作品に心奪われた「僕」は、後日、この作者に会いに行くことに。

・kinomiさんの主催の自主企画「同題異話　７月号 『逆光の樹影、ガラスのリノウ』」への参加作品です。

「これを優しさと呼ばないのなら過ちでもいい」

→https://kakuyomu.jp/works/16817139558436490092

・現代ドラマ　・6,089文字

・車を運転中、聞こえてきたラジオの音声から、「私」は、大学生の頃の記憶を思い出す。それは、サークル内でちょっと浮いている先輩に関する、苦い失敗談だった。

・香鳴さんの自主企画「同題異話　８月号 『これを優しさと呼ばないのなら過ちでもいい』」への参加作品です。

「黒き鏡の玉兎。」

→https://kakuyomu.jp/works/16817139558846368188

・現代ドラマ　・ 7,198文字

・嘘をつき続けたせいで、毛の色が変わってしまった兎の話を聞いた「僕」は、ゲイであることを周囲に秘密にしているので、それが気にかかっている。そんな時に、同じ式場で働いているウェディングプランナーの祝嶺さんが辞めるという話を聞いて、彼女に対して謝りたいことがあると自覚する。

・おくとりょうさまが主催の『同題異話 9月号 「黒き鏡の玉兎。」』への参加作品です。

「白の境に舞う金烏。」

→https://kakuyomu.jp/works/16817330648751520362

・現代ドラマ　・4,862文字

・琉球ガラス作家の「私」は、親友の初江から結婚式の引き出物の制作を頼まれる。はりきる私は、折角なら、親友との思い出を元にした引き出物を作りたいと、小学五年生の時の出来事を思い返す。

・おくとりょう様が主催の自主企画『同題異話 10月号 「白の境に舞う金烏。」』への参加作品です。

「釣瓶落としの後始末」

→https://kakuyomu.jp/works/16817330649555942438

・現代ドラマ　・3,584文字

・遊びに行った帰り道、渋滞に嵌ってしまった「俺」と幼馴染の拓海。足早に過ぎ去っていく夕暮れを眺めながら、二人で話をする。

・善吉_Bさまの自主企画「同題異話　11月号『釣瓶落としの後始末』」への参加作品です。

「もしかして、師走ですか？私です。初めまして、あなたは。」

→https://kakuyomu.jp/works/16817330650611119649

・現代ドラマ　・5,012文字

・下ごしらえ中の食堂で、朝のラジオを聞いていた「私」は、新しいパーソナリティの声を、どこかで聞いたことがあるような気がするが、それを思い出せない。だが、その答えは、食堂の常連である、同じサークルだった、運送会社のドライバーの綾人が知っていた。

・おくとりょう様による自主企画『同題異話12月号「もしかして、師走ですか？私です。初めまして、あなたは。」』への参加作品です。

「小さな勇気とラッキースター」

→https://kakuyomu.jp/works/16817330652552666053

・恋愛　・5,262文字

・幼馴染の結婚式に参加した「俺」は、式の司会を担当している女性の名を聞いて驚く。それは、初恋の相手のメイだった。そうして、彼はメイに恋をしていた、小学生のあの頃を思い返す。

・香鳴さんによる自主企画「同題異話　１月号 『小さな勇気とラッキースター』」への参加作品です。

　続いて、「問えば響く君の答え」に参加した作品です。

「貴方が走れば私も走る」

→https://kakuyomu.jp/works/16816927860809272759

・異世界ファンタジー　・ 6,277文字

・湖のある草原で暮らす芦毛のケンタウロスたち。その中で唯一、生まれつき白い毛をしていた少女のケンタウロス・エクラは、体の弱さを懸念されて、一度も走ったことがなかった。しかし、彼女は初めて一族とは異なる毛色のケンタウロスが走る姿を目にして――。

・香鳴さんの自主企画「問えば響く君の答え」の「命になれる？」の参加作品です。

「永遠の中の一瞬」

→https://kakuyomu.jp/works/16816927861767100356

・異世界ファンタジー　・ 4,294文字

・小さな島の村、そこに住む女性の命を刈ろうと現れた死神は、森の神にそれを阻まれてしまう。緊迫した雰囲気の中で話し合い、二人の出した妥協点は……。

・香鳴さんの自主企画「問えば響く君の答え」の「終わらない終わりはありますか」への参加作品でもあります。また、KAC20227の「出会いと別れ」をテーマにした作品です。

「空も海も」

→https://kakuyomu.jp/works/16817139554956873497

・異世界ファンタジー　・3,808文字

・種族が違えども、同性でも、互いに深く愛し合い、入江のほとりで共に暮らすハーピーと人魚。彼女たちの穏やかで幸福な日々に、ちょっとした波乱が起きる。

・私が主催の自主企画「問えば響く君の答え」の「明日はどんな唄を歌おう？」への参加作品です。

「灰色の町で雨の季節に」

→https://kakuyomu.jp/works/16817139557293678219

・異世界ファンタジー　・ 5,875文字

・学校に通わずに仕事をしている猫獣人の少年は、突然の雨に逃げ込んだ路地で、ずっとこの場所に立っている天使の像に話しかけられる。二人は、何度も話をしながら、友情を育んでいく。そんなある日……。

・私が主催する自主企画「問えば響く君の答え」の「雨を降らすのは誰？」用の小説です。

　次は、3月のKAC2022に参加した際の作品です。

「朧月狂刃」

→https://kakuyomu.jp/works/16816927861289641625

・時代劇　・2,409文字

・太平の世、千住藩の城下街で、夜な夜な武士を狙う辻斬りが現れた。見回りに出ていた二刀流の侍は、その辻斬りに遭遇する。年端も行かない辻斬りが持っていた長刀は、彼に見覚えのあるものだった。

・KAC2022の「二刀流」がテーマです。場所も歴史も全て架空の、時代劇風アクション作品でした。

「貴方の声は朝日のように」

→https://kakuyomu.jp/works/16816927861431862417

・現代ドラマ　・3,170文字

・「私」は、中学生の頃、たまたまテレビで見たヴィジュアル系バンドのエル・ドルフィンに夢中になる。しかし、そのボーカル・レイは、三十年ほど前に亡くなり、バンドも解散していた。推し活をしながらも、物足りなさを感じる「私」は、ある夢を抱くようになる。

・「KAC20222」の推し活がテーマの、ブログ形式のフィクションショートショートです。

「幻影と母娘」

→https://kakuyomu.jp/works/16816927861486027486

・ホラー　・2,505文字

・特定の何かを視える人々に対して、「ある霊能力者の女性の娘」として、後天的に第六感を得た「私」が語る半生。

・独白形式の小説です。KAC20223の「第六感」がテーマの作品です。

「花は紅く咲くのか」

→https://kakuyomu.jp/works/16816927861572060718

・現代ドラマ　・ 3,686文字

・男女漫才コンビ・あずきじまの千春は、「付き合ってるの？」という恒例の質問にうんざりしていた。それを同期の女芸人に愚痴っていると、話は意外な方向へ……。

・KAC20224の「お笑い/コメディ」がテーマの作品です。

「銀幕から」

→https://kakuyomu.jp/works/16816927861628095172

・現代ファンタジー　・4,104文字

・とある白黒映画に出ていた謎の女優・莇雪重。小学生の頃、彼女に心奪われた「僕」は、十九歳になり、その女優にそっくりな女性を見かける。

・KAC20225の「88歳」がテーマの作品です。前半と後半とで目線が変わります。

「パラレル・パラレル・パラレル・パラレル・パラレル・パラレル」

→https://kakuyomu.jp/works/16816927861682171841

・SF　・2,849文字

・並行世界を観測できる双眼鏡を開発した博士。早速、助手が研究所の外にある焼き鳥中心の居酒屋「鳥家族」を覗いてみることに。

・博士と助手の会話形式の小説です。KAC20226の「焼き鳥が登場する物語」のテーマの作品です。

「悪への手向け」

→https://kakuyomu.jp/works/16816927861828280493

・現代ドラマ　・ 2,088文字

・十年目のスーツアクター・明日葉は、この日の撮影を最後に、引退する予定だった。戦闘員のスーツに着替えていると、隣のロッカーの後輩・夏木に話しかけられる。

・KAC20228の「私だけのヒーロー」がテーマの作品です。

「恋の前夜」

→https://kakuyomu.jp/works/16816927861880925918

・恋愛　・2,320文字

・人間の女では満足できなかった男が、初めて猫の獣人の娼婦を抱く。その後に芽生えた感情は……。

・KAC20229の「猫の手を借りた結果」のテーマの作品です。直接的な描写はありませんが、閲覧には気を付けてください。

　前半はすでにアップ済み、後半は他の短編集から抜粋したものです。

　「幸福な引き金」

→https://kakuyomu.jp/works/16816927863279672701

・エンタメ総合　・7,029文字

・アメリカで話題になっている無差別殺人鬼・トリガーハッピー。あるマフィアに所属している殺し屋の赤毛とマーシーは、ボスの命令によって、その殺人鬼を探し出すことに。

・「第四回性癖小説選手権」に参加しております。赤毛とマーシーは、別作品からの流用キャラですが、こちら単品でも楽しめます。

「Y氏に関する三つの証言」

→https://kakuyomu.jp/works/16817330650354945539

・エンタメ総合　・9,484文字

・二人の生者と一人の死者が、それぞれ異なる人物に語り掛けるその内容は。

・ホラー短編集『蜘蛛ノ巣短奇譚』の一編に二編を書き下ろしたものです。

「鼻先にホイップクリーム」

→https://kakuyomu.jp/works/16817330650300262839

・恋愛　・ 3,519文字

・同棲三年目。彼が初めて料理を作ってくれると言い出した。しかし、彼が色々悩んで考えて選んだ料理は、なぜかシュークリームだった。

・短編集『日常キリトリ線』より抜粋。

「喝采」

→https://kakuyomu.jp/works/16817330650572953080

・現代ファンタジー　・1,824文字

・物心つく頃から、天使の女性に見守られ続けている少年。十歳の頃に、ピアノ教室に通い始めることになったが、彼には一つの懸念が……。

・短編集『日常キリトリ線』より抜粋。

「魚を飼う」

→https://kakuyomu.jp/works/16817330650830443684

・現代ファンタジー　・1,879文字

・川で釣った魚を、会社の先輩から譲られた「私」。種類も雌雄も知らないその「魚」を飼う彼女の観察記。

・短編集『日常キリトリ線』より抜粋。

「自尊心の話」

→https://kakuyomu.jp/works/16817330651200164734

・現代ドラマ　・4,637文字

・中学から写真を撮り続けて、大学でも写真サークルに所属しながら、コンクールに挑戦し続けている大学三年生・蜂須賀。彼には、同い年で大学から写真を始めた三好というライバルがいたが、いつもコンクールでは負け続けていた。

・短編集『日常キリトリ線』より抜粋。

「幻のトマトを求めて」

→https://kakuyomu.jp/works/16817330651272119457

・現代ファンタジー　・7,296文字

・友人の差唐の呼び出しに応じた男子高校生の次上。妙なテンションの彼に誘われて、ある街へと向かうことに……。

・短編集『日常キリトリ線』より抜粋。

「小説的な、余りに小説的な」

→https://kakuyomu.jp/works/16817330651424428578

・現代ファンタジー　・5,659文字

・若い男女が、同じ本を取ろうとして、指先が触れてしまう。そんなベタなシチュエーションを、本のタイトルを名いっぱい織り交ぜながら書いたお話です。本編と、答え合わせ編があります。

・短編集『日常キリトリ線』より抜粋。

「収穫する」

→https://kakuyomu.jp/works/16817330651510426216

・現代ファンタジー　・4,857文字

・毎週、色んな所のおいしいものを採ったり捕ったりする、昼の帯グルメ番組「とれたてな毎日」。その火曜日担当の新人リポーターである「私」は、物珍しい食材をとるために、崖のぼりに挑戦する。

・短編集『日常キリトリ線』より抜粋。

「窓を挟んで」

→https://kakuyomu.jp/works/16817330651550537126

・現代ファンタジー　・2,341文字

・夕暮れの商店街の中を、一緒に帰宅する少年と少女。ふと、少年が横を見ると、喫茶店の中に、どこかで見たことあるような気がする老女と目が合った。

・短編集『日常キリトリ線』より抜粋。

　最後のブロックは、カクヨムコン8の期間中に書き下ろした短編です。

「彼女の悩み、彼の天職」

→https://kakuyomu.jp/works/16817330650858745895

・現代ファンタジー　・4,302文字

・OLの亜美子は、同期で親友の正美に、一緒に住んでいるヒモの彼氏について愚痴っていた。一方で、亜美子の彼氏の宗大は、商店街で知り合いを見つけていた。

「死神テレフォン」

→https://kakuyomu.jp/works/16817330651235554012

・ホラー　・3,249文字

・休憩室にて同僚から、寿命を教えてもらえる電話番号が書かれたシャッターの噂を聞いた「俺」。偶然仕事でそこへ行った彼は、それを確かめてみることに。

「想定外な潜入」

→https://kakuyomu.jp/works/16817330651305816017

・エンタメ総合　・9,387文字

・犯罪者相手の盗みを行う組織に所属する青年・今井は、横溝という殺し屋と二人で、麻薬取引の現場に潜入する。取り引き相手のふりをしていた二人だったが、ちょっとしたことでそれが判明してしまい……。

・偽教授様による自主企画「偽教授銃口杯」に参加しております。

「捨て猫」

→https://kakuyomu.jp/works/16817330651347880084

・現代ファンタジー　・2,233文字

・「私」は、学校から家に帰る途中で、白い子猫を拾う。「私」の世話を受けて、子猫はどんどん大きくなっていくのだが……。

「二階からの風景」

→https://kakuyomu.jp/works/16817330651384432522

・現代ファンタジー　・4,160文字

・とある古いビルの二階に位置する会社に就職した「私」。その二階から見える景色が、外の天気と異なっていることに驚いていると、先輩から、その秘密を教えられる。実は、この二階の窓から見える景色は、見た人の心をそのまま表しているというのだ。

「忘失と健忘」

→https://kakuyomu.jp/works/16817330651468100700

・ホラー　・2,525文字

・ある女性が語る、彼氏と別れた話。その女性の友人が語る、彼女に関する話。視点が異なる二つの語りから、見えてくるのは。

「ちくわ激撮」

→https://kakuyomu.jp/works/16817330651717557015

・現代ファンタジー　・2,939文字

・屋上で昼食を食べている次上と差唐。差唐は、「世界の秘密を知ってしまった」と、気乗りしない次上にある動画を無理矢理見せた。それは、どこかの深海を写した映像で……。

　以上でございます。

　これまでで一番多い文字数になりました。逆に、見にくく、探しにくくなってしまっているかもしれません。

　なので、コレクションでもまとめてみました。最初の方からそうしとけばよかったのかもしれませんが。

『カクヨムコン8短編部門エントリー作品』

→https://kakuyomu.jp/users/yumetuki-773/collections/16817330652785613593

　では、また何か進捗がありましたら、会いましょう。