不運なのに不幸ではない、強くもあり優しくもある王女殿下の恋物語

不運体質ゆえに自らの望みをあきらめて生きてきたキャロル王女が、その幸運体質ゆえに孤独に生きてきたライリー王子と出会って、お互いの人生を変えていきます。
キャロル王女の「不運ではあるけれど不幸ではない」という言葉は、彼女の強さであると同時に優しさの表れであり、非常に印象的でした。
周囲の登場人物も癖はあれど、皆優しく、とても魅力的で、読んでいて温かい気持ちになります。彼らの未来がそれぞれ納得のいくものとなることを願ってやみません。