スマホで写真を撮るのが怖くなる

昨今、スマホで写真を撮るのは簡単で、何も考えずに撮ることが日常です。
主人公の理恵は、ある日突然亡くなった友人サユの死顔を、おもむろにスマホで写真に収める。無意識で……。
その後の展開は、もしそうなったら私も同じやり取りをするだろう。リアルな心理描写が一秀で、一気に読み終えるに違いない。結末を知りたくて……

スマホはマナーを守ってねは誰もが知る合言葉だが、倫理観も意識してスマホを使おうね! という新たなリテラシーを作品から学んだ気がします。

一人でも多くの方に読んでもらいたい作品。

なお、ラストを読んだ後に、プロローグを読むと恐怖が一層増します。

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