迂闊な行動が原因で、恐怖のどん底に落とされる。
どこまで落ちるのかと期待して読んでいたら、底がありませんでした。
たたみかけるような背徳的な展開に、読むあいだ、ずっと手が震えている。
ここまで心を抉られると、こちらの精神がもちません。
勘弁してください。怖すぎます。
そういうときは、恐怖の記憶を【削除】するのが鉄則なのですが……。
【本当に記憶を削除しますか?】と再確認のメッセージが表示される。――どうしましょう。
あまりにも怖いので、「読んでください」とおすすめする行為を罪深いと感じてしまう。そんな作品です。
読んでください。