あとがき


 どうしても書きたくなったので、書くことにしました。

 少し遅れてしまいましたが、11月6日は「お見合いの日」だそうです。


 書いた内容は読みやすさを優先するために順番を入れ替えるなど一部フィクションを混ぜていますが、ほぼ実話です。婆ぁちゃんはつい先日亡くなりました。爺ぃちゃんは存命です。

 本文に書いた通り、これ以上婆ぁちゃんとの馴れ初めについて爺ぃちゃんに聞くことはありません。

 

 僕はラブコメが好きです。ツンデレキャラやボーイミーツガールの情景もたくさん読んできました。

 今回遭遇したこの出来事は、僕の今までの経験の中でも屈指の、心動かされる出来事でした。もちろん、婆ぁちゃんの死が影響している部分もあるかもしれません。それでも、物語に値すると思ったのです。

 ですので、思うままに書くことにしました。


 これも本文に書いた通りですが、どこまでが真実なのかはわかりません。

 爺ぃちゃんは本当に恋愛感情なしに結婚したのかもしれません。あるいは、一目ぼれで照れ隠しから「お茶を飲んだせいじゃー」と言い張っている可能性も、もちろんあります。

 正解は私も持っておりません。どうか皆様もご想像いただければ幸いです。


 爺ぃちゃんと婆ぁちゃんの愛だけは混じり気なしの本物だと思うのです。

 私が今この世にいるのも、一杯のお茶が織りなした物語のおかげなのかもと思うと、感慨深いものがあります。


 婆ぁちゃんはきっと、幸せな一生を過ごしたことと思います。

 そのことを、この物語を読んでくださった皆様にもお伝えしたい。それが私の思いです。


 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

お茶ではじまる恋物語 @kou_ity

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ