親子といっても、別な人間であることに変わりはない。

千文字強でさらっと読める、どこか不思議(人によっては不気味)なお話です。
まず冷蔵庫に死んだ虫を入れる、という発想がすごい。
そして、それを「子供」という「愛すべき対象」でありかつ「どこか身近すぎて不気味な存在」として演出されているのが実に興味深い。

ホラーか? と言われるとちょっと物足りない感じがするのが惜しいところですが、ドラマとしてきちんと成立し、完成度は高いと思います。

なんとなく不穏な作品を味わいたい方は是非。