概要
──私は友達に恋をしてしまった。しかもそれは本来の彼女の姿ではない。
雨の降る肌寒い秋の夕方のこと、高校2年生の夏宮鏡子は傘を忘れたせいで校舎から出ることが出来ずにいた。
そこに小学生からの友人である深草菜穂が合流、一本の傘の下、二人は久しぶりに一緒に帰ることになった。
演劇部に所属し、翌日の文化祭では大人気の恋愛小説の主人公を男装で演じる菜穂、練習で得た彼女の新たな側面に触れて、鏡子の中には新たな感情と、それに対する葛藤が生まれていた。
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