ハードボイルド?勇者の受難!

主人公のハードボイルドな雰囲気が格好良い!
いや、主人公本人はそんなつもりはないのでしょうけれど。
格好つけるつもりがないけれど格好良くなる。そこが良い!

この格好良さは丁寧な文体の賜物ですね。
作者様の表現力がラノベらしからぬ丁寧さもあり心地良いです。
読んでいて情景がよく思い浮かびます。

主人公は人間くさくて人情家。
困っている人を見ればやっぱり助けてしまう。
本当はやりたいことがあって早くやり遂げたいのに……!
タイトル通り復習へ向かっているのですがなかなか進まない。
こんなんで時間制限があるのに大丈夫……!?
読み進めるほどに心配になって続きが気になります!

ラノベでよくあるチート。本作にも登場します。
けれども無条件にチートではありません。ちゃんと苦労します。
そして章ごとに毎回、意外性のある展開。
そこが面白い!
タイトルでさえも意外性がありますので読んでみてください。
意表をつかれます!

そしてこの作品、章ごとに起承転結がしっかりしていて読みやすいです。
1つの章のボリュームが適切なので区切ってゆっくり読めます。
そういった意味でも読むにお手軽でオススメです!
読んで損はしない作品です!