重層的に作り込まれた世界、まっすぐな主人公が魅力!

物語が重層的に作り込まれています。
W主人公です。
一人は、300年前に非業の死を遂げた騎士、ヒューグ。
一人は、学園の騎士科の生徒、(騎士見習い)ゼオ。

幽霊ヒューグが、300年前と今が全然違うっ?! となりながら、ゼオをあったかく見守るのが、微笑ましい。

ゼオは、まっすぐで、人を守るために、自分を犠牲にする事も厭わない。
なぜだか(いや、理由はあるのだが)記憶喪失になってしまって、「ぼくの主の女性は誰ですか〜??」と探すはめに。

そんなゼオくんに、個性豊かな王女さまたちが、「私の騎士になる気はない……?」と迫ります。(笑)

ゼオの主は誰か? 世界の謎、過去起こったことの謎、機神(ロボットみたいなやつ)の謎、謎がたっぷり!

出てくるキャラも、み〜んな、魅力的!


※はじめの一話は、文章量が多いです。
これは作者さまの熱い思いがあるからです。
二話目以降は、ほどほどの文章量で気軽に読めるようになりますので、読者はそのつもりで、一話目を最後まで読みましょう。
大丈夫、一話目から、熱い叙事詩で、面白いですよ。

その他のおすすめレビュー

加須 千花さんの他のおすすめレビュー958