ギャップが楽しい、心が躍る最高のラブロマンス

 この物語の物語を一言で言うならばギャップ。
北欧神話で、氷の国を治めていたヘルが、ニブルヘイム(ヘルヘイム)の支配者が南の島にいるっているだけで笑えてきますし、強くてカッコいい勇者なのに、小さくてかわいかったり、とにかくギャップが本当にいいアクセントなんです。

 それを文中にくどく出さなくて、あっさり話を進めてくれるので、自分の創造したキャラを頭の中で自分で動かせる爽快感があって私は好きです。なんていうかなぁ、言葉が悪いかも知れないですが、中二病の時、頭の中でキャラが自由に動いていたじゃないですか、そんな楽しい思いをさせてくれる恋愛小説です。

 私は、かなり好きです。はい。