概要
ダンジョン攻略の計画立案者にて安全監督責任者。それが僕たちの仕事だよ。
世界は神秘に満ちている。
だから、人々は世界の果てへと飛び出した。
無数のモンスターはびこる《地下迷宮》。
神々の試練をその身ひとつで乗り越える《修練場》。
破壊された高度文明の残り香漂う《廃棄痕》。
多くの人々が神秘をその手にしようと手を伸ばし、攻略を優先するために《クラン》という組織を生み出したのだが……。
「先輩。なんで私たちはダンジョンに潜りもしないのに今日も残業なんですか?」
「僕たちは冒険者の安全管理が仕事だよ? 潜る前が一番忙しい」
「じゃあなんで経理も事務もしなきゃいけないんですか?」
「ウチがブラッククランだからかな」
これは、超ブラッククランを支えるたった2人の安全管理士の物語である!!!
(中編です)
だから、人々は世界の果てへと飛び出した。
無数のモンスターはびこる《地下迷宮》。
神々の試練をその身ひとつで乗り越える《修練場》。
破壊された高度文明の残り香漂う《廃棄痕》。
多くの人々が神秘をその手にしようと手を伸ばし、攻略を優先するために《クラン》という組織を生み出したのだが……。
「先輩。なんで私たちはダンジョンに潜りもしないのに今日も残業なんですか?」
「僕たちは冒険者の安全管理が仕事だよ? 潜る前が一番忙しい」
「じゃあなんで経理も事務もしなきゃいけないんですか?」
「ウチがブラッククランだからかな」
これは、超ブラッククランを支えるたった2人の安全管理士の物語である!!!
(中編です)
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- ★★★ Excellent!!!能ある鷹は爪を隠す。死んだ瞳の奥に隠れているのは果たして──。
弱小クラン【キャット・サイト】で安全管理士を務めている主人公、メインは有能だ。
社会人になりたての後輩、シアンと共に日々クランリーダーや冒険者からの無茶ぶりに応えながら業務をこなしていたが、ある時に重大なミスを犯してしまう。
しかし……徹夜続きで寝不足気味の死んだ目が光を取り戻すその時、一見すると人畜無害なメインは''楽しい''ことを考えている。有能であるが故に人を試し、有能であるが故に知謀を巡らし、有能であるが故に──彼はシアンを初めとした人材に好かれる。
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