概要
炎に神は、宿るとされる
とある部族で、戦に赴く戦士に神を降ろす為に祭りがひらかれる。その夜、少年は英雄に抱かれるのだと村人に告げられた。「民族調ボーイズラブ企画」参加作品。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!朝(あした)には燻って消える炎よ、この夕べより永遠に燃え続ける炎よ
こちらの作品は私が主催している「民族調ボーイズラブ企画」に参加してくださった作品なのですが、私はその企画を「雰囲気が最高にエキゾチックな小説が読みたい」という思いで立てたんです。
なのでもう、ドンピシャでした。
語り口は簡潔で安定しているんですが、それと同時にどこか民族調ならではの艶やかな魅力もある。その筆致をフルに活かして、モチーフであるトランス状態での男男の交わりを極めて美しく書きあげて昇華していらっしゃるんです。
めちゃめちゃ良かったです……。
あとエンディングの処理もとても好きなんです。ポゴとナグンの交わりはたった一夜限りの徒なものであるという風にも見れるし、いとけない…続きを読む