恋人の逃走劇。西部の風と埃を、乗合馬車の振動を、悪党の暗躍する夜の闇を、運命の一日の幕開けとなる曙光を、流れる硝煙の香りを――この物語は私たちに与えてくれる。
前編を読み始めると、すっかり世界に入り込んでしまい、迷わず後編に!文章力の賜物でしょうか。「これぞ西部劇」と思わせてくれる小説でした。西部の空気感が実によく表現されていると思います。登場する人物たちは、短い物語とは思わせないほど、個性が輝き、生き生きしていました。とても面白かったです!
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どこまでもどこまでも荒野をひた走る。何処へ?さて、どこへ行こう。どこでもいいわ、貴方となら。そんな心躍る心象風景を見事に描き切り、隙間時間にも読みやすい長さに落とし込んでいるのは見事という他ありません!西部劇や銃を知らないでも大丈夫、ガツンとシンプルに面白いですよ!
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