【完結】夜の装飾品店へようこそ

私は「夜空」や「星」のモチーフが好きです。
アクセサリーや日記帳は思わず「夜空」がモチーフのものを選んでしまいます。

主人公・リッカさんはそんな「夜」や「星」をテーマに作品を作る職人さん！

ラピスラズリやオパールなど、素敵な宝石が多数登場します。
文章だけなのに、輝くブローチやネックレスが見えてくるよう。
きらきらした宝石の描写はとても素敵で、憧れちゃうこと間違いなし！
…………私も買っちゃおうかな、オパール。

それから、職人リッカさんのごはんタイムにも注目！
思わずよだれが出てしまうような焼き肉、試したくなるお茶や蜂蜜ミルク………！
あ、蜂蜜ミルクはすごく美味しかったです。

また、…続きを読む

主人公は古くからの手法で、装飾品を造る。
時代に逆行する手法と思われるが、買い手の心を動かす。
装飾品に込めた思いが伝わってくる物語です。

最新「第48話　散々な一日」まで拝読しました。
魔法で手軽に宝石やアクセサリーが錬成できる中、主人公のリッカは手作りにこだわっています。
リッカは物語の中で大好きな宝石と向き合い、出来上がったものを蚤の市で売ります。その合間にご飯を食べたり、宝石を買い付けに行って目を輝かせたり……と、基本的にとてもほのぼのしたタッチ。

ですが、その中には『モノづくりに対する熱さ』が込められていて、読んでいる私の心にもじわりと日がともります。
オパールと対峙すると、大好きな宝石である分緊張してしまうのか、最初はうまくアクセサリーが作れないリッカ。フリー魔工宝石原型師のコハルなどに後押しされ、一歩を踏み出せて…続きを読む

企画でスクロールしていた時に、目にとまって読ませて頂きましたが、思わず一気読みしてしまいました。
添える程度のファンタジーというか、忘れた頃にやってくるファンタジー要素と装飾過程のキッチリさが交互にやってきて面白かったです。
私も裸石が好きなので、主人公のオパール愛に共感しながら読んでました。