第135話 優しい風

きみと出逢ってから

どれくらいの想いが

あたしの中に降り積もったのだろう


雪のように

静かに 静かに

あたしをうずめていくように


愛しさが降り積もる


伝えたい言葉も降り積もる


きみに

伝えられないまま

降り積もり続ける


伝えられないまま

静かに 静かに



あたしは

きみの背中を見つめたままで


ああ、けれども

悲しいわけではないのです

辛いわけでもないのです


優しい風が

吹いているから



たとえ

きみと

言葉を交わすことが

もう出来なくても


優しい風が

吹いているから


きみを包むように


優しい風が

吹いているから




*****

私の拙い詩を読んでくださる皆さまへ


“それはまるで雪のように”、

ここで完結とさせて頂きます。


100話を過ぎてから

区切りをどうしようかと考えつつ

思うままに

書き続けてみました。


そして

昨夜、ふと

ここでいいんだ、

と思ったのです。

理由は自分でも分からないのですが。



また新たなページを作るつもりでおります。

そちらでもお逢いできれば

嬉しく思います。



皆さまへ

心からの感謝を込めて。


本当にありがとうございました。



静野 ふゆ


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陽だまりの中に vol.4~それはまるで雪のように~ 静野 ふゆ @ponmama

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