エレベーターを下りたらそこは魔法があるパラレルワールド『β地球』
- ★★★ Excellent!!!
異世界転移ですが、飛ばされた世界が『β地球』――つまり古代に魔法が与えられたパラレルワールドというのが面白いです。
ファンタジーでありながらSF的な設定に心が躍ります。
しかも初代皇帝には何か秘密があるようで――?
世界観そのものが謎になっていて少しずつ明かされていくので、ついつい先が気になって読み進めてしまいます。
現在、第四章の途中まで読みましたが、皇宮図書館に古代の蔵書、転移先世界の世界地図などにワクワクしております!
魔術や魔法陣に関する設定もこまやかで、主人公たちと一緒に転移先の世界のことを色々学んでいる気分。
タイトルやキャッチコピーから恋愛モノやラブコメを連想してしまいましたが、異世界ファンタジーとしてしっかり楽しめる作品でした!
魔法やSF設定のギミックを考察したい勢にも十分に楽しめる。ヒロインの光莉ちゃんも明るくて前向きでかわいいので、「恋愛」ジャンルを避けがちな男性読者にもおすすめできるファンタジー小説です!