凍てつくような緊張感の中、この短い文字数の中に生と死の必然と葛藤が詰め込まれている。絶望。怒り。気づき。後悔。そして、最後に残るのは、真白。真夏の凍徹を噛み締めてみてはいかがでしょうか。
珠邑ミトと申します。 日本神話、歴史、文学、仏教等を抽出して書いています。中東より東側に作風が偏りますが、目指す姿勢は中庸。
熊の引き起こした事件といえば、いくつか思い浮かぶものがある(悲惨かつグロいので苦手な人は決して調べないで欲しい)。熊への復讐を誓った少女の決意は、正しいのか、それとも。真っ白な中で吐き出される…続きを読む
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