少女がかけた魔法は、少年を導く。

昔々、あるところに。
月夜だけしか魔法が使えない、魔法の国がありました。

月に愛されない少女は、魔法が使えなかった。しかし少女は願う。友達が欲しい、と。
そしてその願いは偶然にも叶えられ、少女は記憶喪失の少年に出会い、名前を付け、ふたりは一緒に住むようになる。

少女は相変わらず魔法が使えない。逆に記憶を失くした少年は、昼も夜も魔法が使えた。

この物語は、まるで童話の絵本を捲るかのように絵を想像させてくれる、素敵な物語です。

少年が記憶を取り戻した時、少女は再び少年に魔法をかける。

その魔法は、少年になにを齎すのか・・・。


一話完結で、とても読みやすく、ラストもハッピーエンド!
ぜひとも読んでいただきたい、オススメの作品です。