概要
まさかホントに来ると思わないじゃん。
初盆なので思い付きでキュウリの馬を作ったら、父が帰ってきた。
まさかホントに来るとは思わなかったんだけど……いつあっちに戻るの?
第五回こむら川朗読小説大賞参加作です。
まさかホントに来るとは思わなかったんだけど……いつあっちに戻るの?
第五回こむら川朗読小説大賞参加作です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!父というもの、息子というもの
思いつきで精霊馬(お盆のあのきゅうりのやつ)を作ってみたら、なんと亡くなった父が本当に帰ってきちゃった人のお話。
ほの寂しくも穏やかな家族もの、特に父と息子の関係を描いた物語です。
お父さん、物語開始時点ですでに亡くなっているのですけれど、その亡くなるまでの経緯(というか主人公によるその回想ぶり)が本当に切ない。
作中序盤の一文、
〝――親が死ぬって、なんかこう、びっくりするほどつらいな?〟
がもう本当に胸に刺さりました。わかる……つらい……。
一見、決して良好とはいえない親子仲のようで、でも主人公が思っているほどにはきっと悪くないであろう、父と息子の関係。
さりとてやはり…続きを読む