安眠したい貴方に──可愛い天使が癒しの眠りをくれる短編小説!

主人公の元にやってきたのは、可愛い癒し系天使ちゃん。
あの手この手で主人公を眠らせようと、一生懸命な姿が健気です。

セリフで魅せる小説と言いますか、この天使ちゃんの一言一言がすごく可愛くて、ふわふわしているマシュマロみたいな女の子のビジュアルが浮かんできます。
主人公の入れる合いの手もすごくいい感じで、楽しい気持ちにさせてくれます。

天使ちゃんの読んでくれる小説がちょっとアレだったりと空回りする姿も可愛い!
そして、リップサービスで天使界の裏事情を教えてくれたりします(笑)。
そんなところも含めて、まさに癒しの存在です。

ほぼ会話文のみで構成されている話もあるのですが、情景がパッと目に浮かんできまして、作者さんの技術の高さを感じます。
声優さんの声で聴いてみたいなとも思いますが、私はこの会話文を読ませていただくだけで心がふわーっと優しい気持ちになりました。

あっという間に過ぎてゆく現実の中で、優しさや柔らかさ、ゆったりとした時間の大切さを思い出させてくれる、そんな素敵な短編小説です。

おやすみ前に、ぜひ一度読んでみてください!

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