側妃の娘だったために、王妃に命を狙われることになるリーデェル国の王女クリステル。
婚約破棄され、絶望のさなかに暗殺者の一派に攫われてしまいます。
ところが、自分を攫った暗殺者の男・ジルから「お姫様、死ぬつもりならオレと生きてみねぇか?」と優しげな微笑みを向けられます。
実は、暗殺者ジルは、表向きは王妃側の人間ですが、裏では国王からクリステルの護衛を頼まれていたのです。
それにしても、ジルの冒頭のセリフに心を持って行かれる女性は多いと思います。
プロポーズそのものですから!
そして、ジルも苦労人なだけあって、生きぬく知恵に長けています。
頼りがいのあるイケメンなのです!
傷心のクリステルでしたが、ジルと旅するうちにどんどんと表情が明るくなっていきます。その過程も楽しいですし、何より上品で控えめな所もすごく可愛いんです。
ジルがたくさん甘やかしてくれるので、読んでいるとすごく幸せな気分になってきますよ!
甘い気分に浸れること間違いなしの恋愛小説です!