少女は、溢れ出した愛と成長する。

作品については、作品名、作者のキャッチコピーがこれ以上なく語ってくれている。レビューの題に迷わされた。
思春期真っ盛りの吹奏楽少女が出会う恋、知っていた愛、記憶に残る部長、それらが少女を悩ませ変えていく。全8話の成長物語だ。
常にひとりの視点でのみ進み、少女の溢れる感情を味わうことが出来る。音を愛し、人への恋を覚えた少女。余計な物は何もなく、ただひとりの物語。読みやすかった。