止まる事なく季節は巡る

2話完結。夏の思い出と夏を迎える頃。初めに話を区切っていることに意味を感じた。あまりない事で次話を開いた時、心を掴まれた。
少女だったふたりの儚い物語。どんな想いを抱き、秘めても時間は止まらない。変わっていく環境で薄れた思い出が甦る。そして……。
文章表現が、拗さもなく感情が読み取りやすい。美しかった。