概要
迷える子羊に導きの炎を。どうぞ、焼き殺されませんようお気をつけて……
人の道に迷った者の前に、煉獄の番人は現れる。
カクヨム甲子園2022創作合宿「道」参加作品
執筆時期:高3 夏
カクヨム甲子園2022創作合宿「道」参加作品
執筆時期:高3 夏
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!迷える全ての人へ
男は、不思議な森で迷子になってしまう。
一見、よくある文章ではあるが、実はもうこの時点で仕掛けがある。この「迷子」という言葉には、二つの意味があるのだ。
道に迷う「迷子」と、人生を迷う「迷子」。
全部を吐き出してください──と異形は言う。男を「迷子」という状況から救いあげるために。
この物語に色を付けるとしたら何色だろう。全てをかき消す「黒」かもしれない。しかし、恐ろしく燃える「深緋」のような気もする。
闇の中の猛炎。男にとって、この炎は、人生の道標となるのだろうか?
結末を知る者は、この作品を読んだ者のみ。
最後まで読んだ者には、一度考えてもらいたい。自分の道標はどこにあるのだろう…続きを読む