概要
「彼女はもっと広い場所で。自由に成長すべきなんだ」
僕は種を植えた。そら豆の種だ。
やがて芽が出て葉が生い茂り、大きな実をつけたそら豆は、僕に大切な事を教えてくれた。
S(すこし)F(ふしぎ)なボーイミーツガール。
第五回こむら川朗読小説大賞参加作品です。
やがて芽が出て葉が生い茂り、大きな実をつけたそら豆は、僕に大切な事を教えてくれた。
S(すこし)F(ふしぎ)なボーイミーツガール。
第五回こむら川朗読小説大賞参加作品です。
ギフトひとつで殺される権利を得られます。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!小さな命との出会いと別れ
成長すると人のような姿になる不思議なそら豆と、それを育てる『僕』の物語。
タグや紹介文によればボーイミーツガール、でも同時に擬似親子的な関係でもあるふたりのお話です。
ファンタジックでほのぼのとした設定、「人のように育つ豆」がとても魅力的。
ある種の人外もの……というほどにはモンスター然とはしておらず、どちらかといえば童話の空気感に近い印象です。
穏やかでふんわりしていて、とにかく優しいお話。
確かにボーイミーツガールといえばその通り、「不思議な少女との出会いの物語」には違いないのですけれど。
でもその少女が同時に「自分の手で産み育てた存在」でもあるところが好きです。
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