目が覚めると不思議な世界、相棒は紙?


目覚めると、兎の姿になっていた。
人間だったことを覚えているが、記憶はあやふやだった。
混乱している時に紙人形が突然現れ、主人公は恐怖から逃げ出した。
逃げ出した先で困り事を解決すると、次から次へと主人公に困り事を持ってくるものが現れる。
紙人形は相棒となり、物語が進む。


不思議な物語だと私は思いました。
どうしてここにいるのか分からないまま物語が進んでいきます。
それでも、読者の私は不思議と読み進める手が止まりませんでした。
いつの間にか主人公に感情移入してしまうのです。
これからどうなるのかと常に想像しながら読んでいました。


感情移入してしまうのが、この作品の魅力だと私は思います。
どうして感情移入するのか、主人公がとても好感を持てる人物だからです。
誰かの困り事に対して、最初は拒否反応を示します。
しかし、結局は自分のお人好しな性格に従って困っている人たちを助けます。

とても魅力的です。
是非読んでみてください!






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