概要
いつか、世界が終わる日まで。
第五回こむら川朗読小説大賞参加作品です。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!ボロボロの世界から見上げる遠い星空
旧文明の遺構で盗掘をする『遺物漁り』の男が、天文研究所の遺跡で〝イカロス〟を見つける物語。
崩壊後の世界を描いた、いわゆるポストアポカリプスSFです。
何がいいってもう絵的な部分、想起される絵面の美しいこと!
煤けてうらぶれたどん詰まりの世界なのに、目に浮かぶのは廃墟から見上げる満点の星空。
宇宙や星といったモチーフの使われ方がとても綺麗で、読んでいるだけでワクワクしてしまうような、何か不思議なロマンのようなものに満ち満ちています。
とはいえ、一番好きなのはやはり登場人物。
彼らの性格そのものも素敵、というか、特に〝イカロス〟さんなんかは本当にいい性格してて大好きなんですけ…続きを読む